ANCHORS動物病院未来研究所

2023年5月9日 ANCHORS動物病院未来研究所 編集部

【JASMINEミニセミナー】尿管結石との戦い方

今回はJASMINEミニセミナーのご紹介です。腎泌尿器科より「尿管結石との戦い方」についてお話ししております。

ここでは、動画の内容を概説いたします。

セミナーテーマ:Beating 尿管結石〜尿管結石と戦う〜

講師:JASMINEどうぶつ総合医療センター  腎泌尿器科 室卓志先生

この動画は2020年10月21日に行ったミニセミナーの動画になります。

尿管結石の概要

尿管結石は尿管閉塞の最も一般的な原因で、診断精度の向上によりここ十数年で症例が30倍になっていると言われています。

猫の尿管結石の合計98%においてカルシウム含有結石が認められており、87%はシュウ酸カルシウムです。

犬の結石ではシュウ酸カルシウムとストラバイトがおよそ50%ずつとなっています。

シュウ酸カルシウムが形成する原因は不明で、薬物療法や食餌療法による結石の溶解は難しい場合があります。

今回は猫の尿管結石について解説いたします。

尿管結石の診断

血液検査上の異常として、尿路うっ滞による高窒素血漿や高リン血症、血中カルシウム濃度やカリウム濃度の異常(低カルシウム血症、高カルシウム血症、高カリウム血症)が一般的に認められます。

希釈に伴う貧血や低アルブミン血症を伴うこともあります。

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