1.入社初日とは
新しいスタッフを迎える初日は、入社するスタッフにとっても、受け入れる会社にとっても、ともに期待と不安とを抱える特別な日といえます
しかし、受け入れる会社では、その日が月初となることが多く、通常よりも業務が繁忙なこともあって、きちんとした受け入れができていないことが多いのではないでしょうか?
新しいスタッフの入社初日を、歓迎して迎えて、きちんとしたオリエンテーションができれば、その後の定着率、生産性、エンゲージメントについて、大きな影響力があると思います。
また、新しく入社するスタッフ側にしても、新しい職場に対する期待と不安を同時に抱えて初日を迎えます。
職場の雰囲気や、一緒に働く上司や同僚から自分は受け入れてもらえるのか、きちんと仕事ができるのかと不安もあり、ほとんどの人が緊張しています。
また、早く仕事を覚えて、皆さんの仲間に入りたいと思っていることもあり、いつも以上に謙虚で、素直な姿勢で、新しい職場の説明や業務の内容について聴こうとします。
もし、初日の印象がよければ、「この会社でやっていけそうだ」「ここで頑張りたい」という気持ちが生まれますが、逆に「思っていたのと違う」「馴染めなさそうだ」という違和感を生むこともあります。
人は最初の印象に強く影響されるため、入社初日は非常に大切な日であると言えます。
2.必要な会社の対応
新しいスタッフは、初日は謙虚で素直に話を聴こうという態勢にありますので、会社はそのタイミングでしっかりとしたオリエンテーションを行う必要があります。
もし新しいスタッフが期待と違う感じた場合は、早期の離職につながり、会社側も痛手を負います。
この記事を書いた人

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東京都社会保険労務士会研修委員
社会保険労務士会江東支部広報委員長
【保有資格】
特定社会保険労務士、キャリアコンサルタント、メンタルヘルスマネジメント2種、HSK(中国語)6級
【略歴】
1988年:商社入社後、繊維事業部で営業職。上海での業務経験11年、人事部門、子会社役員を経験し、退社。
2024年:おおた社労士オフィス 開業。
【執筆】
裁判例分析にみる労務トラブルの争点と対応実務
2025年9月(中央経済社)出版
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